独立を考える

スポーツ界では早い所はストーブリーグの話が出始めている。
「まだまだシーズンはこれからなのに気は早い」と思うなかれ。
物事は常に一歩先まで見ないといけない。
何故ならスポーツ選手には先の保証等何も無いからだ。
実力派の選手でも怪我をすればそれまでかもしれない。
先の分からない生活はデメリットを産むだけではない。
その反対の要素もある。
つまり頑張りよう如何では来年からの生活が飛躍的に向上するかもしれないのだ。
一方の安定したサラリーマンの生活も様々なストレスがつきまとう。
どちらにせよ、お金を得るのは大変な事だ。
楽してお金は稼げないのだ。
安定性を取るか否か
何故今日、こんな話を始めたかというと、今の俺がちょうどこれなのだ。
野球を例にとって説明しよう。
今の俺は高校3年生の野球部員の状況である。
いくら野球に打ち込んでも高校生の本質は勉強である。
野球が出来るからいい成績がつく訳でもない。
ただ一生懸命に野球をするのは楽しいのである。
一生懸命に練習すると上手くなる。
上手くなるからそれなりの結果を残せるようになる。
ある日、思わぬ話が舞い込む。
「君、うちの球団に来ないかね?」
思いもよらないプロからのお誘いだった。
補足としては俺は野球の名門校の選手ではなく、ごく普通の無名校の選手に過ぎない。
ドラフト下位での指名かドラフト外での入団がいいところである。
だが、そこから這い上がって一流になった選手もいる。
まあ話が大きくなってしまったが、早い話が自分自身の将来を決める時期が近づきつつあるという事である。
別に俺を雇うという奇特な会社が存在する訳では無い。
この場合のプロというのは独立という事だ。
俺はヒプノセラピーの普及を目指し格安でセラピーを提供する為、自宅を開放して休日のみ「鷹宰メンタルクリニック」をオープンさせた。
まあ広告なんかも打たないので、「今年はのんびりとほどほど」になんて考えは甘かった。
自分自身の休みが無くなる程、予約が入ってしまったのだ。
リピートされる方、口コミによる紹介などで予想外の忙しさだ。
何のネームバリューも無い個人経営のセラピールームとしてはこれは驚異的だと言える。
現在のリクエストとしては「平日のセラピーをやって欲しい」とか「もっと早くセラピーを受けたい」などのセッション数の増加を望む声が多い。
現在では有給なんかも使いながら月10日がいい所である。
これを増やすという事は物理的に不可能である。
だが日々予約の幅は広がりつつある。
そうなってくると中々思うように予約が取れない状況になってしまう。
そして俺の体力的な事も。
皮肉な事に現状維持は無理なのだ。
これに絞るかそれとも止めるか2つに一つしかないのである。
しかもこれが俺の使命である以上、辞める事は不可能だろう。
そうなってくると問題が派生する。
それはお金の話だ。
高校野球だとお金はどうでもいい。
それは学生だからだ。
だがプロとなるとそれで生活していかないといけない。
これで家族を養っていかないといけないのだ。
そうなってくると現状の料金体系ではクリニックを維持できなくなるのだ。
ヒプノセラピーは心理療法の中で言うなら決してメジャーな療法ではない。
そう考えると沢山の人が毎日のように来てくれる訳がないのだ。
現在の心理療法の相場は1時間1万円である。
だから1時間30分15,000円、2時間2万円といったあたりが相場なのだ。
これは一見高く思えるかも知れないが、仮に医療保険が効いたなら、1時間30分で4,500円になる。
考えて欲しい風邪で病院に行くと診察時間は10分である。
それで薬が出て3,000円以上かかる。
1時間30分丁寧にみる心理療法がこの金額設定では高過ぎるだろうか?
そんな事は無い筈である。
うちでの初回のセラピーの平均時間は3時間半から4時間である。
つまり35,000円から40,000円の内容である。
まあ、うちの基本コンセプトからすれば、どちらにせよそんな金額をいただく気は毛頭無い訳だが、生活がかかっている以上このままという訳にはいかなくなる。
なるべく安く設定したいので、これまでどおり時間制限無しで1万円あたりがいいところだと思う。
これで、どのくらい出来るか確かめる必要がある。
ただ、現状のままなら予告通り、8,000円でそれ以上の値上げはする必要が無い。
ここは大いに悩みところだ。
状況を見ながらその日を判断しないといけない。
その日は早くても半年以上先の話であるが、避けて通れないようになってきた。
下手に止めるぐらいなら、いずれはこれでいいのだろう。
ただ今は体力の続く限り現状を維持したい。
全ては時期が来れば分かる事だ。
今日のリハビリ:首の左側に違和感が少しあり。
この記事を書いた人 Wrote this article
鷹宰 葵 鷹宰心理療法所:所長、公認心理師、催眠療法士(ヒプノセラピスト)、公認心理師実習指導者、ストレスチェック実施者、両立支援コーディネーター
精神力動論的立場。 専門はPTSD、複雑性PTSD、アディクション(依存症)、パーソナリティ障害、解離性障害、機能不全家庭、アダルトチルドレン、HSP、性格因等のメンタライゼーション的なパーソナリティへのアプローチ(精神力動アプローチ)。 心理学、精神医学、スピリチュアルに基づいた時間をかけた丁寧なカウンセリング・セラピーが信条。 琵琶湖の畔で一人気ままに活動中。 たまに医療領域にも出没。