俺は何屋?
「鷹宰君、ちょっとお願いがあるんだが。」
と先日、職場の上司に声をかけられた。
「はあ。」
「君、三菱車にずっと乗ってるよねえ。
知り合いのセールスマンとはいる?」
「はあ。一応は。」
「ちょっと紹介してくれないかなあ。
福井にいる姪が中古で車探してんのよ。
雪の多い所だがら四駆のパジェロ・ミニ辺りがいいかなと思って。」
「今更、何で三菱なんですか?」
今のご時世じゃ、三菱マニア以外は三菱車を敬遠する筈だ。
「逆に今は一番安全な時じゃないの?しかも安くで買えるだろうし。」
「なるほど。」
そこで俺はジャスパーを世話してくれたセールスマンに電話した。
その日の午後。
今度はバイトの女の子に声をかけられた。
「あのう。ちょっとご相談が。」
恋愛の相談でも何でも無かった。
「FOMA、欲しいんですけど。」
「は?」
俺は携帯屋か?
「鷹宰さん、ドコモの方をご存知みたいなので何とか新機種安く買えないものかと。」
「そんな事出来るのか?俺は携帯屋じゃないぞ。」
「一応、聞いてみてください。」
仕方なく電話してみると、
「鷹宰チャンに頼まれたら仕方ないねえ。
しゃあない。安くしとくよ。」
と信じられない返事だ。
「鷹宰チャンもこれを機にドコモにしなよ。」
「…」。
そんな訳で新機種が安くで買えてしまった。
そして夕方。
「TA、DVDレコーダー探してるんだけど?」
「は?」
俺は電器屋か?
「いやあ、おまえがオークションでの買物がうまいと聞いてね。」
「は?」
「オークションだと安くで新品が買えるんだろう?」
「この機種なんだ」とカタログを出された。
「でも仕事がたまってるし…。」
「いいよ、いいよ、俺代わりにやっとくから。
君はオークションだけやっててよ。」
何て無茶な話だ。
結局、仕事の合間にオークションする破目になってしまった。
これは俺の仕事が、他に出来る人がいない、いわゆる専門職だったからだ。
しかし俺は一体何屋なんだ?
頼むからこれ以上、余計な仕事を頼まないでくれ~。
ただでさえ休みが無いんだから…。
今日のリハビリ:この首から左肩にかけてのだるさは一体何だろう?
この記事を書いた人 Wrote this article
鷹宰 葵 鷹宰心理療法所:所長、公認心理師、催眠療法士(ヒプノセラピスト)、公認心理師実習指導者、ストレスチェック実施者、両立支援コーディネーター
精神力動論的立場。 専門はPTSD、複雑性PTSD、アディクション(依存症)、パーソナリティ障害、解離性障害、機能不全家庭、アダルトチルドレン、HSP、性格因等のメンタライゼーション的なパーソナリティへのアプローチ(精神力動アプローチ)。 心理学、精神医学、スピリチュアルに基づいた時間をかけた丁寧なカウンセリング・セラピーが信条。 琵琶湖の畔で一人気ままに活動中。 たまに医療領域にも出没。