第1回 過去生検証会

第1回 過去生検証会

今日から5月。
今日は、私が主宰する「tsヒプノカウンセリング研究会」の初の活動である、「第1回 過去生検証会」の日だ。

今回の検証会迄の流れを簡単に説明しておこう。

2003年:
「宇宙の大地」のヒプノセラピスト養成講座の練習セッションで、飛鳥時代の過去生を体験した。
その後、検証を重ねた結果、平安時代の過去生と記憶が混同しているようなので、検証を断念。(受講生による誘導だったので「誘導ミス」。)

2006年:
「鷹宰心理療法所」のヒプノセラピスト養成講座の受講生が、私が体験した飛鳥と平安時代の混ざった過去生を、その人の視点で体験。
私の体験談はホームページに掲載しているが、その方はそこに書かれている以外の情報も体験していた。
2人が別のタイミングで、このような2つの過去生が混同した体験をしたという記録は知らない。

その過去生(平安時代)の私は、中納言・藤原師輔という人物で、その受講生の方は、今は女性だが当時は男性だったようで、私より少し身分が低い若い役人だったそうだ。
ここまでの話だと飛鳥にさほど意味は無いようだが、「飛鳥が重要」というのが、二人共通の意見である。

そこで、「思いきって現地で検証してみよう。」という事になって、今日の検証会という事になった。
というのも、この方は感覚が高いので、催眠状態じゃなくても色々な事を感じられるのだ。
分かりやすくいうなら、霊能者と心霊スポットに行くようなものだ。
これだけでも、お金を払ってでも見にいく価値はあると思う。

そして、今回の参加者は、そのHutchinson美由紀さん(Healing room Trinity代表)と講座で一緒だった男性セラピストのSpo2さん。(Spo2さんは開業されていないので、HNとさせていただきます。Hutchinsonさんは本名です。)
「感覚がぶっとんでいる。(Hutchinsonさん談。)」というSpo2さんの高い感覚も楽しみだ。

朝、山科駅で二人と待ち合わせ。
ジャスパーで明日香村に向かう。
明日香村迄は直通の高速道路が無く、幾つかの有料道路を乗り継ぐしかないので、アクセスが不便だ。
今回は思い切って地道で向かう。

昼過ぎに明日香村到着。
車を止める前に、車窓から見えたお寺に二人が興味を示した。
カーナビの地図によれば、橘寺みたいだ。
だが、何となく橘寺がスタートで無いような気がしたので、最後の目的地にする事にした。
最初のポイントは、事前にSpo2さんが友人に薦められたという石舞台古墳。
石舞台の近くの駐車場に車を預けて、ここからは持ってきたJamisのMTBに乗り換える。
二人はレンタサイクルだ。

(1)石舞台古墳

二人の感じた事をまずは書こうと思う。

Spo2さん:争い。(石舞台の下に)何かがあって上の石はその重し。
Hutchinsonさん:石の下が気になる。
これ(石舞台)は倉庫?

二人共通の意見は、下に何かがあるというもの。
通説では蘇我馬子の墓所と言われているが、まだ謎も多い石舞台。
この明日香には、こういった訳の分からないものが多い。
正しいかどうかは別として、こういった解釈の日本史も面白いかもしれない。

(2)飛鳥神社

次の目的地は、私とHutchinsonさんが見た過去生の場面で登場した飛鳥寺。
ここに行けば、きっと何かのヒントが得られそうだ。
石舞台を出て、自転車で坂を上って岡寺方面へ。
途中の小道を下って飛鳥寺を目指す。
ところが、着いたのは飛鳥神社。
「ここじゃないじゃん。」という訳で、少し先の飛鳥寺を再度目指そうと出発したものの、Spo2さんが「ちょっと待った!」

結局は、そのまま飛鳥神社に参拝する事に。
すると驚いた事に、Spo2さんに関連する地元の神様や白鬚神社(琵琶湖の湖面の鳥居で有名。)等、そしてHutchinsonさんが関連する八坂神社、さらには私の名前の由来でもある、上賀茂神社に関連する天照大神等なかなかありえない豪華ラインナップ。
元々感覚を頼りに神社を参拝するSpo2さんは、感慨深げだった。
3人がそれぞれ崇拝する神様、プラス私とSpo2さんの普段居る場所の丁度間の神様。

Spo2さんが言うには、「ここは明日香における三人の過去生の関連の場所ではないか?」との事。
だが、それは違うと思った。
私は確かに宗教家や行者等の過去生が多いが、分かっている限りは日本では弥生時代の宗教家しかない。
飛鳥(時代かどうかは分からないが。)での過去生は、1度のみでその過去生は藤原師輔のものと思われる。
Hutchinsonさんとの飛鳥関係の過去生もそれだけである。
彼女も同意見だった。
だが政の際に、師輔(と過去のHutchinsonさん)が過去のSpo2さんを通じて、神へ伺いをたてていた可能性はあると思う。

(3)飛鳥寺

「ここは落ち着きますね。」とHutchinsonさん。
寺の中で、私達はついに答えに行き着いた。
飛鳥大仏の丁度右に位置する阿弥陀如来。
色が剥げたり欠けたりしているが、あの過去生で見たのは間違いなくこれだった。
その瞬間、私の中にその時の記憶が蘇えった。

飛鳥大佛。

時は平安時代。
当時は、死んだら極楽浄土へ行くという阿弥陀如来信仰だった。
私、藤原師輔は藤原時代に作られた阿弥陀如来像を飛鳥寺に移した。
何故なら、飛鳥は藤原の祖である鎌足が帝と出会われた地である。
この出会いの地は飛鳥寺のすぐ隣で、この出会いが後の大化の改新に繋がっていく。

問題の阿弥陀様。

私より先に二人は気づいていたそうだ。
1000年以上を経て、私の姿は変わったが阿弥陀如来は変わらない。
阿弥陀如来に触れてみた。
以前に本で「師輔は人格者だ。」と読んだ事があったが、なるほどと思った。
この時も先祖を大切にしていたのである。

私達三人は、大仏そっちのけで阿弥陀如来の写真を撮って、それぞれの思いに浸っていた。
他の観光客からすれば、変な三人組に見えたに違いない(笑)

この場所は、間違い無く私の中にあるものの答えであり、それは今後のテーマになるものだった。

(4)入鹿の首塚

飛鳥寺の横にある。
二人は「争い」という言葉を感じていた。

(5)酒船石、亀型石造物

直感に従って、更に進むと行き着いた。
正直、何だか分からない。
Spo2さんが言うには、ここは渡来人が作った物という。
天皇陛下がここを訪れられたという記念の看板が立っていた。
当時の天皇の直系子孫がこういった場所を訪れるのは、カルマの観点から考えると大事な事らしい。
それは私達にも言える話で、現地へ行く事によって落とせるカルマもあるらしい。
それゆえ現地に行く事が大事だ。
ここまでも同様にSpo2さんの言葉。

亀型石造物。

しかし、私にはこの場所一面のクローバーが気になった。
まるでセントジャーメンが、「何でも理屈で考えるな。」と言っているようだった。
現に、秋に甘樫の丘から蘇我入鹿の邸宅跡が見つかり、ヒプノセラピスト養成講座中には、明日香村の他の場所で大きな発見が相次いだ。
最近までの高松塚古墳やキトラ古墳等への注目も関係あるかもしれない。
そして、クローバーが鮮やかなこの季節、そして今日5月1日。
全ては仕組まれた事のようにさえ思える。
クローバーは、セントジャーメンの紋章である。(正しくは、シャムロック。)

(6)甘樫の丘

私は、ここに何度か来た事がある。
三人で丘に登った。
ここでポジションを確認する。
二人が言うには、やはり橘寺方面らしい。

(7)橘寺

聖徳太子を奉った寺。
二人が気になる場所はこの近くらしいが、この寺にはさほど興味がないらしい。
だが、「折角来たのだから。」と中へ。
ここで二人がひらめいていた言葉があった。
「争い」、「統合」。

この地は、それまで神道一色だった日本に、最初の仏教文化が開いた場所である。
世界の他の場所に限らず、宗教は争いを生む。
そこで出た最終的な答えは、

Spo2さん:

これまで神社ばかりで、お寺なんて言った事が無かった。
この研究会の数日前に、仏の顔が浮かんだ。
これまでそんな事、一度も無かったのに。
その意味が分かった。
これからは、仏にも目を向けていかなければならない。

Hutchinsonさん:
これまで感覚頼りだった。
ヒプノセラピストとして人の心に触れるには、感覚だけに頼っていてはいけない。

鷹宰葵:
方向性は間違っていないと確信出来た。
私は逆に、これまでの現実的な思考だけでなく、もっと目に見えない世界に目を向けるべきだと思った。
「統合」は私がセッションで出した答えであり、これからの方向性である。

この記事を書いた人 Wrote this article

鷹宰 葵 鷹宰心理療法所:所長、公認心理師、催眠療法士(ヒプノセラピスト)、公認心理師実習指導者、ストレスチェック実施者、両立支援コーディネーター

精神力動論的立場。 専門はPTSD、複雑性PTSD、アディクション(依存症)、パーソナリティ障害、解離性障害、機能不全家庭、アダルトチルドレン、HSP、性格因等のメンタライゼーション的なパーソナリティへのアプローチ(精神力動アプローチ)。 心理学、精神医学、スピリチュアルに基づいた時間をかけた丁寧なカウンセリング・セラピーが信条。 琵琶湖の畔で一人気ままに活動中。 たまに医療領域にも出没。