メルのお父さんの通夜へ

この日の早朝、携帯がなった。
着信の曲は「風の谷のナウシカ」メールの曲だ。
俺は気にもとめず、布団の中だった。

そしていつものとおり出勤。
会社に着くとまずやるのが、携帯のメールチェック。
俺は寝てから後のメールはこの時まで読まないのだ。

そこでメルのお父さんが亡くなられた事をはじめて知った。

この日、もうひとつやったのが、以前借りてた東京の店の大家と
連絡をとる事。
2年前に解約した店の保証金がまだ戻っていなかった。
間に入った不動産屋がいい加減な業者なため、未だに解決していない問題になっていた。

そんな訳で大家とこの日連絡をとると「2~3日中に調べて返事する」との事。
これで長かった俺のホスト生活もようやく終わりとなる。
新年からは子供の為に生きよう。

メルと昼過ぎに連絡がとれた。
メルをお父さんは会社を経営されていたので、弔問客も多いという事で親しい人や友達は今日の夜のうちに訪問するという。
俺はオクレを誘い夜に行く事にした。

仕事が終わった後、来来亭でいつものを食べて帰宅。
シャワーを浴びてスーツに着替え、21:40分頃外出する。
時間が遅いので今回は奥さんはお休みだ。
オクレは仕事場から1号線ルートの回り道で京都入り、俺は途中越えでオクレを追った。
結局、俺が追いついた感じでほぼ同時にメルの家に着いた。

オクレは仕事着のまま、俺はホストのような黒コートにストライプのスーツという妖しい出で立ちでの訪問となった。

まずは、メルのお父さんの仕事場に通された。
そこで、寿司と握り飯をご馳走になった。
オクレはすごい勢いで2人前の寿司とにぎりめし10個を平らげた(笑)

「走る胃袋」は10年経っても健在である(爆)

その後、焼香をさせていただいた。
本当に辛い気持ちになった。

その後、さっきの部屋に戻り、
「オクレ兄さんに何故彼女ができないか?」
という話題で盛り上がった。
そこでメルが
「ちょっと待って」
とオクレ兄さんに1冊の本をプレゼントしていた。
そのタイトルは

『理想の結婚相手と結婚する為の本』(爆!)

オクレ兄さんはとてもうれしそうにその本を受け取っていた。

そして
「もう帰るわ」
と話にオチがないまま去っていった。


相変わらずマイペースな男である。

この部分が一番問題のような気がするのだが…。

この記事を書いた人 Wrote this article

鷹宰 葵 鷹宰心理療法所:所長、公認心理師、催眠療法士(ヒプノセラピスト)、公認心理師実習指導者、ストレスチェック実施者、両立支援コーディネーター

精神力動論的立場。 専門はPTSD、複雑性PTSD、アディクション(依存症)、パーソナリティ障害、解離性障害、機能不全家庭、アダルトチルドレン、HSP、性格因等のメンタライゼーション的なパーソナリティへのアプローチ(精神力動アプローチ)。 心理学、精神医学、スピリチュアルに基づいた時間をかけた丁寧なカウンセリング・セラピーが信条。 琵琶湖の畔で一人気ままに活動中。 たまに医療領域にも出没。