私にとってのトラウマと心の師

滋賀県には、

「滋賀県習字」
という

独自の型が有りまして、

一般的な日本習字とは異なる内容が学校で採用されています。

それは炭壺に筆を浸して、そのまま1、2の3で形に拘らず元気良く書くという物です。

ちなみに滋賀県では、かな文字の「ハネ」や「はらいも」有りません。

小学校1~2年を京都で過ごした私にしてみれば学校のテストで、

これまで書いてきた通りに書くと、ひらがなに次々と「×」を付けられた事は凄くショックで、おかげで習字や国語の授業が大嫌いになりました(汗)
(これがたぶん現在の一匹狼的な生き方のベースになっていると思っています。)

ちなみに妻も同じような思いをしています。

妻の場合、母方のお爺さんが習字の先生で、私のような素人が見ても達筆なのは何となく分かります。

それが滋賀県に教員採用されてきてみたら

「あんたのは習字じゃない。」

と、こき下ろされ、

無理やり直されたそうです。

全国的に通じないローカルな物を無理やり教えるようなカリキュラム、どうかしています。

まずは基本を教えてからオプションでなら分からないでも無いですが…。

私にとって滋賀県習字は、価値観の押しつけを象徴する最悪の物です。

ちなみに私は、

幾らテストで「×」が付いても直さないので、かな文字の練習と称して居残りを何度もさせられましたが、結局は一度も教師の指示に従わず(笑)、全て「はね」「はらい」を入れた基本通りの書き方で書き続けました。

今でもしっかりと基本通りに書いていますよ。

私がグレなかったのは、小学校6年生の時の担任の北村先生のお陰です(笑)

私が未だに日本習字が好きなのは、高校生の時に科目を選択していないにも関わらず、丁寧にご指導して下さった書道の中川先生のお蔭です。

このお二方から受けた指導は、今の私のカウンセリング時の考え方のベースになっています。

所謂、心の師という存在です。

どんなに素晴らしい考え方や方法でも、他人の価値観を無視して押し付けると、全く意味が無く、むしろ逆効果だというお話でした。

この記事を書いた人 Wrote this article

鷹宰 葵 鷹宰心理療法所:所長、公認心理師、催眠療法士(ヒプノセラピスト)、公認心理師実習指導者、ストレスチェック実施者、両立支援コーディネーター

精神力動論的立場。 専門はPTSD、複雑性PTSD、アディクション(依存症)、パーソナリティ障害、解離性障害、機能不全家庭、アダルトチルドレン、HSP、性格因等のメンタライゼーション的なパーソナリティへのアプローチ(精神力動アプローチ)。 心理学、精神医学、スピリチュアルに基づいた時間をかけた丁寧なカウンセリング・セラピーが信条。 琵琶湖の畔で一人気ままに活動中。 たまに医療領域にも出没。