公認心理師の体験
※当所の新型コロナウイルス感染症対策につきましては、公式ブログをご覧下さい。
旧ホームページと過去のメールマガジンのコンテンツを復刻しました。
・ここに記載してある内容は、公認心理師がヒプノセラピー(催眠療法)を勉強する際、被験者になった体験とその考察をまとめたものです。
※勉強の為の被験以外で、カウンセリングやセラピーを受けた事がないので、少々古いですが…。
・以前よりクライエントから、「もう一度読みたい」とリクエストいただいておりましたので、復刻します。
・内容は、2003年9月から2010年3月途中までの旧ホームページ記載の内容とまぐまぐさんから発行しておりましたメールマガジンの内容の一部を
加筆修正したものになります。
・他のコンテンツと異なり、スピリチュアルな内容がほとんどになりますので、苦手な方は読み飛ばして下さいね(笑)
・実際の体験を基にした内容になりますが、前世療法の部分は、今読み返すと史実的な考証が甘い部分が多々あります(汗)
前世の内容の正確さを主張する意図は全くございませんので、面白おかしい読み物としてお楽しみいただければ幸いです。(2016年4月・鷹宰 葵)
公認心理師の体験
前世療法1
弥生時代の宗教家
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今日のテーマは「今、知るべき過去生」でした。
今日も昨日(年齢退行の時と)同じ男性受講者の誘導でした。
鷹宰「白い。真っ白です。何にも見えません。」
セラピスト「もっとよく見て下さい。」
鷹宰「…。よく見ると霧のようです。ここはどこだろう?」
セラピスト「霧が段々晴れてきます。何が見えますか。」
鷹宰「岩山。崖の上にいます。」
セラピスト「どんな格好ですか?」
鷹宰「白い装束。黒い帯をしてます。髪は黒くて長い。たぶん、日本人だと思います。」
セラピスト「女性ですか?」
鷹宰「いいえ、男性です。」
セラピスト「何歳ですか?」
鷹宰「20…代後半から30代ぐらいです。」
セラピスト「あなたは何をしてますか?」
鷹宰「う〜ん、何をしてるのだろう…。」
セラピスト「他に誰かいますか?」
鷹宰「いいえ。一人です。一人で崖の上から下を見てます。どうやら、私は巫女、神官…、
たぶん宗教家だと思います。」
セラピスト「今は何年ですか?」
鷹宰「たぶん、(日本の)弥生時代だと思います。」
次にセラピストの誘導で、(この時代の)家に向かっいました。
家はたぶん洞窟みたいな場所でした。
鷹宰「どうやら、私は修行の為に一人で山にこもってるみたいです。」
次の誘導は「この過去生の一番重要な場面」。
鷹宰「私は必死に崖を登っています。何で登ってるんだろう?あっ、落ちた。
まっさかさまに崖下まで落ちました。」
セラピスト「亡くなったのですか?」
鷹宰「分かりません…。」
セラピスト「ではこの過去生のあなたの最後の直前に移動しましょう。」
鷹宰「坂道、ゴツゴツした坂道を登っています。あっ、誰かに会いに行くみたいです。」
セラピスト「それは誰ですか?」
鷹宰「女性です。黒くて長い髪。黒くて大きな瞳。顔立ちがはっきりした人です。」
セラピスト「今生で知ってる人ですか?」
鷹宰「…。奥さんかな?」
セラピスト「その時も奥さんでしたか?」
鷹宰「いえ。恋人かもしれないけど、結婚はしてません。あっ。」
その時、私はさっきの場面で私が何故、崖を登っていたのか分かりました。
私はこの時、崖から足を滑らせて落ちたのです。
そして、さっきの場面に続くという訳です。
この後、私は宗教家(過去世の私)の体から抜ける自分を見ました。
この過去生から学んだ事:
宗教家は「寂しい、一人は嫌だ。」と言っていました。
この過去生の私は、大事なもの全てを捨てて、自分の信じるもの(宗教)をとったのです。
その過ちに気づいた時に、志半ばで亡くなりました。
今生の私はさみしがりやの一面があります。
また、宗教家は宗教について「もう、嫌だ。」とも言っていました。
その影響からか私は現在、無宗教です(笑)
更に、何か一人で突っ走ると、何故かうまく行かない(汗)
「今、知る必要のある過去生」で、この内容が出たという事は、今の人生は、この時のやり直しかもしれませんね…。
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前世療法2
飛鳥時代の役人
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奈良県に明日香村という有名な村があります。
「明日香」とは「飛鳥」で、飛鳥時代にはそこを中心とした一角に都があったそうです。
そこは今でも、当時の有力者だった蘇我馬子の墓といわれる「石舞台古墳」や壁画が鮮やかな「高松塚古墳」等、悠久のロマンあふれる場所です。
その明日香村に初めて行ったのは、高校の遠足でした。
そして両親と大学時代にも行きました。
この後、行っていなかったのですが、何故か興味が凄くわき、2年前に奥さんと行ったのですが、特に何も感じなかったです(笑)
でも、その後、何故か私の飛鳥への思いは高まる一方でした。
そして、とうとう、私は自分の前世が何か飛鳥に関係がある気がしてきたのです(汗)
そして、この半年で、とうとう行動に移す事にしました。
様々な角度から飛鳥を調べる一方で、「前世」への探求アプローチも始めたのです。
「前世療法」と「ヒプノセラピー」には、今日、そんな訳でぶつかったのです。
今日は私のセラピストとしてのスタートの日です。
この長年の謎を解明するのは当然の流れかもしれません…。
今日、誘導してくれたのはWさんという女性セラピスト。
テーマは勿論「飛鳥という場所、時代に関係のある過去生。」
セラピスト「どこにいますか?」
鷹宰「大通りのような所。朱色の五重塔が見えます。ここは飛鳥の都です。」
セラピスト「足元を感じて下さい。」
鷹宰「黒い高い靴、いやサンダルかな。」
セラピスト「どんな格好をしてますか?」
鷹宰「黒い冠に装束、髭を蓄えています。」
この時代の私は太い眉にどんぐりまなこの男でした。
セラピスト「何歳ぐらいですか?」
鷹宰「30代後半から40代ぐらいだと思います。」
セラピスト「どんな気持ちですか?」
鷹宰「満足しています。蘇我殿に頼まれた飛鳥寺が無事完成しましたから。」
次にこの時代の家に誘導されました。
セラピスト「どんな家ですか?」
鷹宰「大きな屋敷です。木で出来ています。
ただ、質素な感じで、庭には木だけで、池なんかはありません。
あと、大広間と縁側の仕切りがありません。」
セラピスト「誰かいますか?」
鷹宰「居ないなあ…。」
今度はみんなが集まっている場面に誘導されました。
セラピスト「誰かいます。
鷹宰「沢山の人が一段下に左右一列に向かい合って並んでいます。」
セラピスト「その人たちは家族ですか?」
鷹宰「いいえ、何か…そうだ、家臣みたいです。」
今度は(この人生における)重要な場面です。
セラピスト「何処にいますか?」
鷹宰「とても広い所にいます。」
セラピスト「外ですか?」
鷹宰「いいえ。建物の中です。
私は紫の装束です。
私のいる場所の一段下に沢山の人が左右一列に向かい合って一列に並んでいます。
彼らは皆、黒い装束です。
私が今いる場所は普段は誰も座れません。
その一段上に御簾があります。
その奥に誰か居ます。
あっ、帝(みかど)だ。」
セラピスト「今、どんな気持ちですか。」
鷹宰「光栄です。胸が一杯です。
飛鳥寺完成の功を帝にねぎらっていただき、紫の冠を賜りました。」
今度は自然に場面が変わりました。
どうやら飛鳥寺の中みたいです。
鷹宰「御仏の前に沢山の人が並んでいます。
僧侶が居ます。帝もおられます。
蘇我殿も。」
セラピスト「今どんな気持ちですか?」
鷹宰「ああ、なんというお姿。
御仏の何というお姿…」
私は感動で胸が一杯になりました。
以前に何度か実際に見た飛鳥大仏とは違い、金色に輝いていました。
セラピスト「何か言いたい事はありますか?」
私「御仏のお力をお借りして、大和の国を治めるのです。」
最後は死の場面です。
この男は50歳ぐらいで病死していました。
妻も子もおらず、「寂しい」と言っていました。
ただ、
「これからは御仏との生活が待っているから、楽しみだ。」とも言っていました。
この時代の人間にしては珍しく、出家せずに、自分の屋敷で亡くなっていました。
この時代の私もやはり孤独みたいでした。
今生こそは家族を大事にしなければと思います。
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前世療法3
「飛鳥時代の役人」 セッション後に見えたビジョン
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誘導が終わっても私の高まった感覚は、色々な情報をくれました。
男の名は従三位諸輔でした。
食事の場面が見えました。
木のお膳に赤い曲がった小さなスプーン。
白い小さな杯に入った酒は白く、固形物が浮いていました。
ご飯は高くもられていて、赤っぽかったです。
おかずらしきものは一回り大きな皿に色々と盛られていたが、どれも野菜を使った料理のような感じでした。
何か行事をやっている場面も見えました。
宮中は昼間でも薄暗く、蝋燭の炎は欠かせないのです。
諸輔もそうでしたが、役人たちは黒の冠に装束といういでたちで、何か声をだしながら(お経みたいな感じのいい方ですが、お経ではないようでした。)
役人達は、一列に歩いていました。
途中、複雑な式典の順序が分からなくなるので、皆、持っている杓の裏に手順を記していたのが、面白かったです(笑)
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前世療法4
「飛鳥時代の役人」 事後考察
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この話には、後日談があります。
以下はカウンセラーのWeb日記(現・公式ブログ「葵流お気楽人生世渡り上手」。当時は、ブログが無かったので、同じタイトルでWeb日記を書いていました。)からの転載です。
今回の旅(6日間連続のヒプノセラピスト養成講座受講)で、以前から気になっていた「飛鳥」というキーワード…。
そして、それを手がかりに「前世療法」にぶつかり、「宇宙の大地」(私の師匠のセラピールームです。)での講習最終日に「飛鳥に関する」過去生を見た話を23日前に書いたと思ういますが、今回はそれの事実関係について書こうと思います。
実は私が見た過去生に関して、俺の知識からすれば矛盾に思える点がありました。
それは以下の点です。
1.「従」という字がついてるからおそらく下級役人に違いない。
2.なのに何故、朝廷で高貴な「紫」の冠、装束だったのか?
3.帝から冠を賜る場面があったが、どうして下級役人なのに、直接帝に会えたのか?
4.「従三位」という位は本当にあるのか?
5.諸輔は実在の人物か?
6.諸輔は蘇我馬子の事を「蘇我様」ではなく「蘇我殿」と呼んでいたのは何故か?
7.飛鳥寺は今とかなり感じが違って朱色だったが、朱色の寺院なんてあるのか?
8.飛鳥寺に五重塔があったのを見たが、法隆寺の間違いではないか?
そして、以下が調べた結果です。:
1.「従三位」というのは「中納言」に相当する。かなり身分が高い事になります。
だから正式には「中納言従三位諸輔」という事になります。
ちなみに大伴家持も同じ官位だったようです。
2〜3.中納言ならありえます。
4.ありました。
5〜6.これは難しいです。
今の所、分かりません。
飛鳥寺は馬子によるものとされていますので、諸輔の功績が飛鳥寺の建設だけだとすると難しそうです。
7.飛鳥寺の復元図を見て心臓が止まりそうになりました(汗)
私が見たそのままだったのです。
朱色で五重の塔もありました。
今の姿から想像するのはかなり難しいですが…。
今の私なら何かつかめるかもしれないので、月末にでも明日香村に行ってみたいと思っています。
何か諸輔に関するものに遭遇したら、直感的に分かるような気がします。(気のせいかもしれませんが…-笑)
中納言従三位諸輔に関する調査はこれからが本番です。
久々にワクワクする話になりました。
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前世療法5
「飛鳥時代の役人」 「従三位諸輔」を追え!
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2004年8月22日加筆(5月1日発行のメールマガジンより抜粋)
私の過去生の中に飛鳥時代の役人、従三位諸輔という人物だった過去生があります。
この過去生がリアルだったのは、現在と違う飛鳥寺の姿がはっきりと浮かんだ事でした。
あと、冠位や色の事など知らない事実が出てきた事も印象的でした。
この過去生は、まだ私が充分に感覚を使える以前に見たものなので、曖昧な点も多いのです。
まず気になるのは「姓」が分からないという事です。
これが、もし飛鳥時代なら「蘇我」、「物部」、「大伴」と言った豪族でないと「従三位」なんて位には就けないでしょう。
従三位というのは中納言相当の位で、太政大臣、左大臣、右大臣大納言の次あたりの高い位で、年収は今の金額に換算すると1億円ぐらいと言われています。
この「従三位」という位は朝廷の位として、江戸時代にはあの徳川家康も「従三位」を賜っています。
あと、気になるのは「諸輔」という名前です。
正確な漢字がわかりません。
おそらくこうであったであろうという程度です。
歴史上有名人で記録に残っている「もろすけ」なる名前の人物は一人しかいません。
そして、もう一人、名前こそ違いますが私の「もろすけ」像に合う人物がいました。
次回は、まずその一人目。
「もろすけ」いう有名人のケースを検証してみたいと思います。
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前世療法6
「飛鳥時代の役人」 右大臣 藤原師輔 (ふじわらのもろすけ)
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2004年5月15日発行のメールマガジンより抜粋です。
さて前回、二人、可能性のある人物がいると書きましたが、今回はまずその一人目、「もろすけ」という名の記録に残る唯一の有名人、藤原師輔の場合を検証してみたいと思います。
藤原師輔というのはルーツをたどっていくと私の遠い祖先にあたるであろう人です。
鷹宰(鷹司)家はもともと藤原家の分家なのです。
>
前世療法の場合、よく同じ家、つまり自分の祖先が過去生の場合があります。
この藤原師輔という人は藤原道長の祖父に当たる10世紀頃の人間です。
飛鳥時代は6世紀なので時代が違いますが、気になる点もあります。
まず、この人物が間違いなく「従三位」を賜っている事。
権中納言従三位九条師輔というそうです。
「九条」および「九条殿」というのはニックネームのようなものです。
この師輔、最終的には右大臣にまで昇進していますが、藤原氏の繁栄を願って寺を建立しています。
寺を建てたという点では「もろすけ」像と一致します。
そして私の見た装束なんですが、飛鳥時代のものというよりは、この時代のものという感じがします。
さらに50代前半で亡くなっているという点でも同じです。
あと幾つか類似点がありますが、違う点もあります。
まず、蘇我馬子がいない点です。
次に家族がいる点です。
私の見た「もろすけ」は家来が家族みたいな人で、奥さんや子どもが一切出てこず、孤独感が最期にはあった気がします。
それに比べ藤原師輔は「道長」が孫なのですから家族がいない訳はありません。
今回のまとめ:
実は意外と「宇宙の大地」で体験した私の過去生は藤原師輔の気がします。
何故ならこの誘導をしたのは、セラピストではなく、養成講座に参加した訓練中のセラピストなのです。
つまり
まだ過去生への誘導に慣れていないので「場面」の転換時に別の過去生に行きついた可能性があります。
と、いいますのも、私が「もろすけ」、「従三位」という言葉を思い出したのはセッションの終了直前なのです。
あえてマイナーな「もろすけ」、「従三位」という言葉、以前に私が知らなかった言葉なので説得力があります。
この最期の直前の場面の「もろすけ」が本で見た藤原頼道にイメージがかぶった事を思い出しました。
そして最初の場面、黒い装束でお堂の脇というのは木目の「寺」でした。
今回は飛鳥時代に生きた記憶とこの藤原師輔の記憶が途中で混ざった可能性があります。
つまり、
「飛鳥時代の過去世」と「もろすけ」の過去世は別だという事です。
そう考えると最期の孤独感も説明がつきます。
この時代は権力争いが盛んで次男である師輔も兄弟とまで争い権力を手に入れています。
兄弟と争い、娘が出世の道具(何人も天皇と結婚させ親戚になる)にするという事に少しは罪の意識があったのかもしれません。
蘇我馬子の件は名前は呼んでいるのですが、姿は見ていないので、「この時代でそれ位偉い人」という事を表しているのかもしれません。
そして私は確かに装束で朝廷の行事を行っている場面、食事の場面を見ましたが、それは後で調べると確かに藤原師輔の時代のもののようです。
このように前世療法の過去生というものは誤差があります。
真実は、やはりその時代に生きていないと証明は不可能なのです。
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前世療法7
「飛鳥時代の役人」 家持か師輔か…
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2004年5月30日発行のメールマガジンより抜粋
シリーズ最終回となる今回は、もう一人の「従三位」について検証します。
前回、この過去生が飛鳥時代の人の記憶と藤原師輔の記憶の融合だと結論づけいたしましたが、
今回はそれを置いておいて、もう一人、名前は違いますが、それらしき人物を見つけました。
その自分は万葉の歌人としてお馴染みの大伴家持です。
1回目にお話した「大伴」がここで出てきましたね。
この家持も「従三位」を賜っています。
この家持、晩年に無実の罪を着せられ、廃官にされたりしてます。(死後、復官していますが…。)
亡くなる時は、さぞ無念だった事でしょう。
それに、若い時は地方の役人として色々な場所に赴任してますから、孤独感なんかはあったかもしれません。
これも「もろすけ」に近い感情です。
ただ、名前が違うのと、信仰心が藤原師輔のように強くないので、寺を建立したりした事は無いでしょうし、
飛鳥寺は、間違いなく蘇我馬子のよるものですから、時代が少し違います。
もし、家持のような大物でしたら、そんな事に携わったら名前が後世に残るでしょうし、やはりこの説は強引かもしれません。
これらから、私の「従三位もろすけ」の過去生は、おそらく
権中納言従三位九条(藤原)師輔(最終的には右大臣)の可能性が高いと思います。
結構、性格や考え方なんかも今の私に近いようなエピソードも幾つかあるようですので…。 |
前世療法8
「飛鳥時代の役人」 まとめ
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「前世療法」はその名の通り「療法」なので、有名人だった過去生が出てくる事は、ほとんどありません。
それは問題解決を目的とした「療法」だからです。
何か辛い問題を抱えた現状があるからこそ、例え怪しそうに思えわれる方でも(!?)
このセラピーを受けられるのだと思います。
そして、現状の辛い問題の原因を探して過去生に行かれたなら、当然それの相応ものが出てきます。
ただ、有名人なりにも苦労があったでしょうから、それが原因なら、ひょっとしたら「有名人だった前世」を
体験できるかもしれません。
私も「従三位」という言葉が出てきてなかったら、自分が過去生で右大臣・藤原師輔かもしれないなんて、
思わなかった事でしょう。
ただ、師輔は藤原の中では知名度では鎌足や道長には遠く及ばないマイナーな存在ですから、やはり「有名人だった前世」を
見るのは一筋縄ではいかないようです。
いずれにせよ、真実はその時代を生きるか、中間世(あの世)の住人にならないと解らないのですが、
それはそれでいいと思います。
鷹宰 葵 |
前世療法9
「アビニヨンの騎士」
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今回、出てきたのは、16世紀のフランスのアビニヨンの騎士でした。
私の過去生では未だ女性のものは出ていませんが、今回は初めてアジアを離れましたし、
精神世界とも関係の無いはじめてのものでした。
私は、長い栗色の髪を後ろで結わえて、銀色の鎧をまとっていました。
はじめの場面は石で出来た建物が崩れて廃墟のようになった所で、周りには煙があがり、
多くの騎士の死体が転がっていました。
私はフラフラと槍を杖変わりにして、その中を歩いて行きます。
どうやら戦争が終わった後みたいです。
この戦いでは私の方が負けたみたいです。
しばらく歩くと、倒れている騎士の一人がまだ生きているようなので、肩を貸して二人でそこを離れました。
その時、「力では何も変わらない」という強い意識を感じました。
次の場面は、「この人生における一番重要な場面」でした。
私が鎧に赤いマント姿で肩膝をついています。
最初は王様から何か授かるのかと思っていたのですが、感覚が慣れてくると、そこは教会でした。
よく見ると、手を胸の前で組んでました。
この時、私は亡くなった友と先に戦場に出て行った友の無事を祈っているようでした。
そして、私はロザリオを手に、その教会を出て行くのですが、その後、どうなったか分かりません。
今回は夜中に布団の中での体験だった為に疲れてそのまま寝ちゃったんです。
今、振り返ってみると、「やはり精神世界につながってたんだな」と。
今回は「今に影響を及ぼしている前世」という誘導だったのですが、私の中の争い事を嫌う部分は、
この過去生からの影響かもしれません。 |
前世療法10
「雪国の少年」
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セラピスト養成講座の時に鈴木光彰先生からいただいた前世への誘導CDを試してみる事にしました。
今回出てきたのは夜に真っ白く深い雪の中を歩く少年でした。
格好からして日本人でしょうか…。
近代ではなく、結構、前の気がします。
何となく「東北」という言葉が浮かびました。
それにしても静かです。
まさに雪がしんしんと降っている感じです。
真っ黒な中に降る雪は神秘的で美しかったです。
私は以前から冬が好きです。
それも、このような場面が何故か落ち着くのです。
そういえば長野オリンピックの年、私の居た神奈川県は珍しく大雪になりました。
その時、これに似た場面を歩いた気がします。
それは何とも言えない高揚感に満ちた不思議な体験で、今でもその時の雪は私の中で特別な思い出として残っています。
ただ、雪の美しさは死と隣り合わせです。
この美しさは体を凍えさせます。
まるで薔薇には棘があるように…。
その緊迫感や「寒さ」、「辛さ」は、その場面から感じる事が出来ませんでした。
また、残念ながらその少年が何の為に、そのような大雪の中を歩いているのかも分かりませんでした。
残念ながら今回の体験は(セラピストではなく)CDによるものなので、ここまでで限界でした。
やはり、ちゃんとしたセラピストの誘導でないと、前世体験から何か得るのは難しいです。
私より格上の鈴木先生の誘導でもCDならこの程度です。 |
前世療法11
「イタリアの司祭」
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これまた誘導CDで試してみました。
実際に映像が見えたというよりは、断片的に場面のみ感じました。
ナントカ大聖堂みたいなイタリア独特の奇妙な形の教会の司祭でした。
その人生での私は、黒々とした髪に口の周りに髭をたくわえていました。
髪は他の過去生に比べて短めでした。
(今生もそうですが、私は男性の過去世が多く、そのほとんどが髪が長いのです。)
その後、白髪になったその司祭を見ましたが、特に変化は感じられませんでした。
信じるものを一生かけて護るような生き方もいいのかもしません。
だが、この過去生の意味する所は何なのでしょう…。
残念ながら当時の私には解りませんでした。(※この一文のみ2016年加筆)
結論として、CDはちょっと自分自身の前世を覗くような使い方には便利ですが、
トラウマの確認等「セラピー」として使うには役不足です。
また通常の対面誘導と違い、ペースを合わせてくれませんので、初めての人には
コツがわかるまでは難しいです。
もっとも、CDの収録時間の約70分で上手くいくなら、セラピストも1回のセラピーに
2時間以上かける必要は無いのですから、当然のお話しですが…。
やはり、ラポール(信頼関係)を築けるセラピストを探す事が過去生から学ぶ為の
最短距離だと言えます。
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インナーチャイルド
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インナーチャイルドはおかっぱ頭に近い男の子でした。
(誘導を受けたその日の晩にウィークリーマンションに戻ってパソコンでこの文章を書いているのですが)
実はあまり内容を憶えていません(笑)
といいますのも、私には幼少期にほとんど悩む程の問題が無かったからです。
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ハイアーセルフ
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セラピスト「あなたの目の前に天に届く10段の階段があります。どんな階段ですか?」
鷹宰「白い大理石で出来た立派な階段です。」
セラピスト「階段の上には扉があります。そこまで上がって下さい。」
私はこの時、震えが止まりませんでした。
実は感動で胸が一杯になっていたのです。
階段は一段が大きく、よじ登るしかありませんでした。
上に見える扉は、中央に小さな黄金色の押戸(西部劇のバーの入り口みたいな形状)があるだけで、
光が階段まで洩れていました。
この先に誰がいるのかはっきり分かりました。
階段の上までよじ登って押戸を開けると光に満ちていました。
セラピストが気を利かせて、減光させる為にサングラスを出してくれたので、
私は中の様子を見る事が出来ました。
その空間の足元は雲の上のようでした。
その雲の一段高い所に彼はいました。
すごく大きくて、白い衣をまとっておられました。
残念ながら、後光がまぶしすぎて、お顔は拝見出来ませんでした。
セラピストが私を「ハイアーセルフ」の中に人格移動させてくれました。
ここから先の「ハイアーセルフ」の言葉は私が自らの口で話しています。
セラピスト「あなたは鷹宰さんのハイアーセルフさんですか?」
ハイアーセルフ「そうだ。」
セラピスト「彼は家族とうまくやっていくにはどうすればよいのか、お聞きしたいようなのですが。彼に言っていただけますか?」
ハイアーセルフ「そのままでよい。思うようにやるがよい。お前は正しい。間違ってはいない。」
セラピスト「それは現実に出来そうですか?」
(うなずく「ハイアーセルフ」)
セラピスト「具体的にはどうすれば、よろしいでしょうか?」
ハイアーセルフ「それは、お前が知っている事だ。」
セラピスト「彼はどうでしょうか?」
ハイアーセルフ「お前は弱い。弱いのだ。もっと強くなければ、人は癒せぬ。もっと癒せ。癒すのだ。
妻を癒せ。子を癒せ。目の前の全ての人々をお前が癒すのだ。」
私の中にこんなに素晴らしい部分があるとは思ってもいませんでした。
感動で胸が一杯になったセッションでした。
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サブパーソナリティ1
中国の衣をまとった賢者(「強さ」を担う人格)の場合
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今回のセッションのテーマは「今の私が知る必要のあるサブパーソナリティ」でした。
今回、初めて師匠である鈴木光彰先生の誘導によるセッションです。
鈴木先生「地下に延びる階段の向こうに扉はありますか?」
鷹宰「何か暗いので分かりませんが、ゴツゴツとした岩のようです。」
ここで鈴木先生が、キャンドルを5本灯して下さった。
鈴木先生「どこかに扉はありませんか?」
鷹宰「ありません。あっ、左の方に割れ目があります。」
鈴木先生「入れそうですか?」
鷹宰「はい。」
鈴木先生「入ってみてください。」
鈴木先生「その先に部屋はありますか?」
鷹宰「部屋というよりは…洞窟です。」
鈴木先生「広さはどうですか?」
鷹宰「随分、広いです。」
鈴木先生「何がありますか?」
鷹宰「所々、割れ目があって、そこから、日の光が差し込んでいます。」
鈴木先生「誰かいますか?」
鷹宰「はい。」
一段高い岩の上に誰かいるのですが、暗くてよく分かりませんでした。
鈴木先生「近づけますか?」
鷹宰「はい。あっ。赤と緑の龍の刺繍の入った中国の衣をまとった男の人が座っています。
座禅の時のように足を組んで、手で臨を結ばれてます。神は黒く、長い。
目にすごく力のある人です。
清清しい、聖なるものを感じます。」
素晴らしいセッションでした。
本来、「サブパーソナリティ」は未発達な人格なので、本来、「インナーチャイルド」のように癒すケースも多いのです。
ところが、私の「サパーソナリティ」は私より格上の「ハイアーセルフ」に極めて近い「賢者」でした。
前回の「ハイアーセルフ」が西洋の神様なら、今回の「サブパーソナリティ」は中国の神様といったところでしょうか…。
鈴木先生が私を「賢者」に人格移動させて下さいました。
鈴木先生「あなたは鷹宰さんのサブパーソナリティですか?」
サブパーソナリティ「そうだ。」
鈴木先生「彼は何を知らねばならないのでしょうか?」
サブパーソナリティ「こやつは弱いのだ。弱すぎる。
新しい何かを始めるには力が必要だ。
お前には力が必要だ。」
鈴木先生「あなたはいつからここにおられますか?」
サブパーソナリティ「ずっと前からだ。」
鈴木先生「彼は力を得られますか?」
サブパーソナリティ「時期がくれば得られる。今がその時期だ。
お前は学ばねばならぬ。力を学ばねばならぬ。」
鈴木先生「その力を彼に与えられますか?」
(うなずく、サブパーソナリティ)
鈴木先生「どうすればいいですか?」
サブパーソナリティ「右肩を出すがよい。」
鈴木先生「それでどうなりますか?」
鈴木先生「私が触れればよい。」
イメージの中で私は中国神の前で片膝をついて頭を垂れました。
中国神は御手で私の肩を触って下さいました。
鈴木先生「あなたが、「サブパーソナリティ」に聞きたい事や、してあげたい事はありますか?」
鷹宰「はい。」
私は、このセッションが始まってから、イメージの中で何故か白い衣を纏っていました。
この時の私は、どうしても中国神に差し上げたいものがありました。
それは黒と黄色の龍の刺繍が入った衣です。
何故だかわかりませんでしたが、献上したかったのです。
私は元通り岩の上に座している中国神の左肩にその衣を掛けて差し上げました。
中国神はその凛々しい表情を全く変えませんでした。
このセッションは、ヒプノセラピスト養成講座のデモンストレーションとして
他の受講生も見ていたのですが、他のみんなにとっても感動的なセッションだったようです。
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サブパーソナリティ2
中国の衣をまとった賢者(「強さ」を担う人格)の場合 事後の気づき
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セッション後に気づいた事があります。
「賢者(中国神)」は「気づかねばならぬ。」と言っていました。
そういえば、昨日、義弟と横浜中華街で食事をしたのですが、その後、偶然にも関帝廟の話になりました。
そして見に行く予定が無かったのに、偶然にも前を通りました。
「賢者」の着ておられた衣の「赤」と「緑」の色使いは間違いなく、そのイメージだと思います。
これも「気づけ」という潜在意識の合図なのでしょうか…。
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サブパーソナリティ3
日本髪の赤い着物を着た女の子(「弱さ」を担う人格)の場合
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今回のテーマは「弱さ」です。
私の「弱さ」を司る未発達な人格を癒すのです。
野原にいつもの階段は無く、大きな黒い穴がありました。
セラピスト「階段はありますか?」
鷹宰「暗くてよくわかりません。」
ここでいつもどおりキャンドルの登場です。
鷹宰「縄梯子がかかってます。」
セラピスト「降りられますか?」
鷹宰「はい。」
セラピスト「扉はありますか?」
鷹宰「ごつごつした岩です。扉はないです。足元に水があります。
浅い井戸みたいです。」
ここで再度キャンドルの登場です。
暗い井戸の底に縄梯子で下りるなんて貞子の「リング」みたいで気持ち悪いです(笑)
こんなとこにいる私の「弱さ」とはいかなる存在なのでしょうか…。
鷹宰「一箇所、深い所があります。
潜れそうです。潜っていいですか?」
セラピスト「どうぞ。その先に部屋はありませんか?」
鷹宰「廊下のような所を泳いでいます。あっ、上に出られそうです。」
セラピスト「どんな所ですか?」
鷹宰「そんなに広くないです。」
セラピスト「誰か居ますか?」
鷹宰「女の子が居ます。」
セラピスト「どんな女の子ですか?」
鷹宰「赤い着物を着てます。日本髪…。人形みたいな女の子です。」
セラピスト「どんな表情をしてますか?」
鷹宰「何か寂しそう…。暗い表情をしてます。」
セラピストが私を女の子に人格移動させてくれました。
セラピスト「あなたは鷹宰さんの「弱さを司るサブパーソナリティ」ですか?」
ここで女の子は分からない程、小さくうなずいていたのですが、あまりの小ささに
セラピストは気づかないようでした。
セラピスト「その部屋には他に何かありますか?」
鷹宰「いいえ。」
セラピスト「どこかに扉はありませんか?」
鷹宰「いいえ。」
セラピスト「あなたは鷹宰さんの「弱さを司るサブパーソナリティですか?」
(うなずく、サブパーソナリティ。)
セラピスト「そうなの。どうしたの?」
鷹宰「嫌なの。」
セラピスト「何が嫌なの?」
鷹宰「…。」
セラピスト「目の前の男の人(鷹宰の事)どう思う?」
鷹宰「嫌。」
セラピスト「どうして嫌なの。」
鷹宰「…。嫌なの。嫌な事させるの。」
セラピスト「嫌な事って何?」
鷹宰「みんなで遊んでる時にね、「もう遅いから帰りなさい」って言うの。」
セラピスト「そう、まだ遊びたかったの?」
鷹宰「うん。」
ここでセラピストが今の私に戻しました。
セラピスト「女の子が言っている事に心当たりがありますか?」
鷹宰「う〜ん、何だろうな〜。わかりません。
でも、その子がそう言っているのなら、申し訳ないと思うので、あやまっていいですか?」
また、セラピストが、女の子の意識に移動させます。
セラピスト「あなたの前にいるお兄ちゃんが謝りたいって言ってるんだけど、許してあげる?」
鷹宰「一緒に遊んでくれるならいいよ。」
こうして私は女の子と歌を歌いながら、手毬遊びをしばらくしました。
この間の「ハイアーセルフ」や「強さのサブパーソナリティ」の場合は威厳に満ちた話し方になるし、今回は幼児言葉…。
こんなの自然にやろうと思って出来る事ではありません。
人間を動かしているのは、「潜在意識(無意識)」と言われるのもよく分かる気がしました。
最後に女の子は笑って、私の事を「好き」と言ってくれました。
よく見ると本当にかわいい女の子でした。
今思うと、女の子が言っていたのは、世間体の事だったように思います。
「世間一般ではこうだ」
と言い聞かせて妥協した事も多々あったと思います。
でも、それが大人の生き方と思っていたんです。
でも、抑圧されてストレスに感じてる自分も確かにいたのですね。
それがあの女の子だと思いました。
今回、女の子が笑ってくれたという事はセラピーはうまくいったのだと思います。
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「強さ」と「弱さ」のサブパーソナリティについて 補足(2016年加筆)
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(以下、2016年に補足)
サブパーソナリティはバランスの世界ですので、対局の人格を重視します。
特にこのケースの賢者(強さ)のように、極端に力がある人格の場合は、
対局の人格を確認します。(この時は、偶然にそうなりましたが…。)
つまり、賢者と女の子(弱さ)は一対で、傷ついた女の子をカバーする為に
強さが力をもったと考えます。
この場合の力は虚勢に過ぎないのですね。
やはり心はバランス、調和の世界です。 |
前世療法・番外編1
その他の過去世
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このスペースでは、不思議体験として、上記掲載以外で私が知った自身の過去世を簡単に書いておきます。
なぜ、詳しく書かないのかと申しますと、これは「前世療法」以外で知った情報だからです。
つまり「前世は○○だった。」程度の情報しか無いのです。
本来のこのコンテンツの主旨とは異なりますが、おまけとしてお楽しみいただければと思います。
1.インドの行者(紀元前)
現在、分かってる限りではおそらくこれが一番
古い過去生だと思います。
私は仏陀の数代後の弟子で仏陀本人には
会った事がありません。
当時のインドは蒸し暑くシダのようなものが
生えた場所で瞑想している画が見えました。
数年後、とあるクライエントさんのセッションで阿難陀だと
言われましたが、たぶん違うかと…(そんないいものではありません-笑)
2.ギリシアの元老院の長老(紀元前)
ヒプノセラピスト養成講座で小只さんが見た過去生に登場しました。
元老院はローマの施設だがギリシアの似たような施設の
長老的存在で色んな事をアドバイスする存在だったようです。
3.石工(シルクロードの時代)
家族を捨てて中国を目指す。
途中で仏教に魅了される。
4.雪国の少年(江戸時代)
雪の夜道を蓑傘を着け歩く。
前に書いた物と同じですが、妻がその後の妻の視点で
別の(大阪の)セラピストの誘導で体験してきました。
以下、その内容です。
その後、丁稚奉公したのかどうか分からないが櫛を
扱う商人になったらしい。
その時の奥さんが今の妻。
5.ネイティブアメリカンの男性
今と師輔の過去世の守護霊がその時の奥さんだったみたいです。
彼女は一番私の親しい魂であり、よく夫婦役になる事が多いようです。
6.開拓時代のアメリカの女性
これがいわゆる前世(今生の直前の過去世)です。
前回のネイティブアメリカンの人生から3部構成の人生を計画した最初のものですので
他の過去生に比べインターバルが短いです。
これまで男性としての人生ばかり送ってきた私は今生での
仕事の為に女性性(直感的感覚)が必要だったのです。
それを学ぶ為の人生でした。
慣れない女性としての人生を夫としてサポートしてくれた
のは師輔の過去世と同じ守護霊です。
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前世療法・番外編2
アテル!? 不思議体験のはじまり
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最近(※2004年7月頃)の話です。
ある日、うとうととしていた時に見たビジョン。
どうやら古い日本の建物の中のようです。
私は黒い髪の長い男性、白い装束をまとっています。
弥生時代の宗教家の格好とは少し違います。
今回の方が顔立ちが精悍で、体も引き締まっています。
初老の女性が「
アテル殿、どうしても行くのですか?」
と言っています。
前世の私(アテル?)は、険しい表情のまま何も言わずに出て行きました。
場面は以上です。
「何だこれは?」と思いました。
今回は、師輔の過去生以外では珍しく名前が分かりましたので、すぐにインターネットで調べてみました。
それなりに地位がありそうな雰囲気ですし、「ひょっとしたら…」と思ったのです。
結果的には、残念ながら「アテル」や「あてる」では何も出てきませんでした。
ですが、興味深い名前が検索にひっかかりました。
それは
阿弖流爲(アテルイ)
です。
平安時代初期の蝦夷の軍事指導者である。
789年に胆沢(現・岩手県奥州市水沢区)に侵攻した朝廷軍を撃退したが、
坂上田村麻呂に敗れて降伏し、処刑された。
(ウイキペディアより引用)
アテルとは阿弖流爲の事なのでしょうか?
考察のポイントは幾つかあります。
1.私の過去生は弥生時代の宗教家から平安末期の中納言藤原師輔までの間が無い。
阿弖流爲が私の過去生だとしたら、師輔の直前の所謂前世となる可能性が高い。
2.これまで東北、特に岩手県に関心が高かった。
出張の依頼や問い合わせは、東北方面、特に岩手近郊が多かった。
私自身も訪れてみたいとずっと思っていた。
(自身ではあまり知らないので、中尊寺金色堂を見たいと思っていた。)
阿弖流爲の事はよく知らなかったし、討たれたのが岩手なのは、正直なところ、今日初めて知りました。
3.心理療法所の所在地は「大津市衣川(きぬがわ)。」
阿弖流爲が戦ったと記されている場所は衣川(ころもがわ)。
4.そして一番の驚きが、
琵琶湖の対岸(三重県寄り)に、阿弖流爲を討った征夷大将軍・坂上田村麻呂公を奉った田村神社がある。
妻にに言われて気づいたのが、彼女は三重県の出身なので、帰省する時は必ずこの前を通る。
私はこの場所が何故か苦手で、通った日はかなりの確率で体調が悪くなる。
(妻は一時期、「私の実家に行くのがそんなに嫌なのか?」と本気で心配していたらしいです。)
さらに、田村麻呂に関係のある清水寺を訪れた事が私は一度も無い。
京都市と滋賀の大津に33年住んでいるのに…(汗)。
母の実家などは特にこの近くなのに…。
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前世療法・番外編3
アテル!? 阿弖流爲(あてるい)の過去世!?
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考えてみるとますます分からなくなるので、必要以上に考えるのはやめようと思います。
だって、間違いなく「阿弖流為」ではなく、「アテル」と聞こえたと思いますし…(笑)
まあ、そんなに簡単に歴史に名が残る人物の過去生があるとも思えませんし…。
今、知るべき事ならまた新たなビジョンが見えるはずですし、今は「アテル」という事で、とりあえずお終いにしようと思いましたら、
早速、次の日に、またビジョンが浮かびました(笑)
それは「アテル」が狩りをしているところでした。
白い装束に身を包んで、何人かを率いています。
阿弖流爲の時代の事はよく分かりませんが、「どさんこラーメン」に書いてある男の人の格好にも少し似ているような気がしますが、
全く同じという訳ではありません。
どちらにせよ、北の方のイメージなのかもしれません。
それより、みんな変わった生き物に乗っています。
馬じゃない…。
何だろうこれ?
そういえば、「何かこれに似たのを見た事があるぞ」と思い、ネットでそのキーワードを打ってみました。
「もののけ姫」…。
すると、幾つかのリンクに
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%A4
が出てきました。
何と驚いた事に
「アイヌ」も「もののけ姫」も阿弖流爲に関係が無い訳ではないようです。
これはひょっとして…。
ところが、その次の日にあるヒーラーの人が、
前世療法で阿弖流爲が過去生だという人を偶然にもみた事がある
と言ってました。
その人(被験者)は東北が好きで、セッション中は、「東北を守らねば」みたいな事をさかんに言われていたそうです。
そこまでいくと、
さすがに嘘っぽい気がしますが…(笑)
ただ、どちらにせよ、自称・歴史上の有名人が前世という方は、ヒーラー、クライエント問わず多いので、私もこのまま阿弖流爲で
仲間入りとなるのでしょうか…(汗)
そんなのは、はっきり言って御免ですので(笑)「まあ、どちらにせよ私が阿弖流爲かどうかはどうでもいい話です。」
というオチにしておきます(笑)
ただ、どちらにせよ、
北の大地を勇猛に駆け巡った過去生があった事は間違いない
と思います。
私にとっては、これで充分です。
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前世療法・番外編4
アテル!? ご参考までに
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※ご参考までに
1.アセンデッドマスターによると…
誰でも最低一度は、命の重さを理解する為に体験するという戦争関係の過去生…。
私は、アビニヨンの騎士だった過去生があります。
2.阿弖流爲を当時の発音でいうと
「イ」音がやや弱いので「アテルィ」みたいな感じに聞こえる
そうです。
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前世療法・番外編5
アテル!? 阿弖流爲ではない過去世
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今回は、(※メルマガの)予定していました内容を変更させて下さい。
今回の内容は、前々回に(メルマガに)書きました「アテル」の過去生について、皆さんから色んな情報をいただいたのですが、
その結果、思いもよらぬ展開になりましたので、それをご紹介したいと思います。
まず、ここまでの情報をまとめます。
阿弖流爲らしき過去生を私が体験した。
それは、結構はっきりと体験出来ましたし、民俗学的にも時代考証的にも合っているように思えますので、おそらくは、
そのような過去生はあったと思われます。
ただ、それが、イコール「阿弖流爲」としての過去生だったのかと言いますと、正直な所、疑問です。
本当か嘘かは別として、有名人の過去生を騙る人は多く存在します。
偶然にも身近な人の知り合い(ヒーラー)が「阿弖流爲」の過去生を語る人(クライエント)を知っていました。
どちらが本当か分かりませんが、少なくとも私には「私こそが阿弖流爲」と言い切るだけの根拠がありませんでしたし、
正直、それ程重要ではありませんでした。
何より、私が呼ばれていた名前は、「アテル」であって「阿弖流爲」ではありません。
「名前が似てるから」とか「聞き間違い」だとしても、それだけの根拠で「阿弖流爲」と決め付けるのは、浅はかな事だと思います。
そんな中、メルマガ読者の方からメールをいただきました。
そのメールの内容に依りますと、
坂上田村麻呂と阿弖流爲の間には、信頼関係のようなものがあって、(阿弖流爲の)助命すら(田村麻呂は)願い出た
との事でした。
この内容が事実なら(私は事実だと思っています)、私の過去生が「阿弖流爲」である筈が無いと思いました。
何故なら、ビジョンの中で私が田村麻呂に感じていたのは、
憎しみにも似た怒りの感情
だったからです。
これこそがアテルの過去生で、一番強く感じた感情でした。
逆に
これだけは絶対に間違いない
と確信出来る部分です。
ただ、その一方で、私のこの過去生は間違いなく、坂上田村麻呂に関係しているとも思いました。
阿弖流爲の一族ではないにせよ、近い人間に違いない。
私は一体誰だったのでしょう?
そして、
阿弖流爲と私の過去生の接点は…?
ある人からもたらされたその答えは意外なものでした。 |
前世療法・番外編6
アテル!? アテルは実在した!
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先日、私が偶然見たビジョンのお話しです。
色んな条件から「阿弖流爲ではないか?」と思い考察していきましたが、残念ながら確信は得られませんでした。
その後、メルマガ読者の方、何人かから参考になる情報をメールでいただきました。
阿弖流爲と坂上田村麻呂は、信頼関係で結ばれており、田村麻呂はアテルイの命乞いすらしたそうです。
歴史に詳しいという他の人も同じように書いておられました。
正直、私はこの事を知りませんでした。
私が、体験の中で感じたのは、
田村麻呂への敵対心とでもいうべき強烈な怒りの感情でした。
あれは一体何だったのでしょう?
読者の皆さんの情報通りだとしますと、この時点で既に史実と異なります。
「おそらくは私の勝手な思い込みに違いない」
という事でこの話は終わろうとしていました。
ところが、先日、思いがけない展開が訪れたのです。
私が講師を務めます「ヒプノセラピスト養成講座」のある回の事です。
その日の参加者の中に、素晴らしい感覚と経験をもったヒーラーの方がおられました。
(※開業セラピストですので、お名前を出しますが、若林気功教育研究所の若林恒さんです。)
このメルマガを読まれた若林さんが「アテル」について調べて下さったのです。
その情報によりますと
「アテル」は、阿弖流爲の息子
だというのです。
史実を調べても、余程の専門書でも無ければ、「アテル」の事は書かれていないと思われます。
(確認しておりませんが、少なくともウイキペディアには、母親についてしか記載がありませんでした。)
そして、父・阿弖流爲を殺された「アテル」は、当然のように「田村麻呂」を憎んでいたらしいです。
これが史実なら
私の体験したビジョンと史実が、おそろしい位がっちりと符号する事になります。
さらに、若林さんのリーディングの結果(※本当に高い能力をお持ちです。)、
私の過去生の1つが、「アテル」に違いないと確信されたそうです。
これで全てのパズルのピースが、見事なまでにはまりました。 |
前世療法・番外編7
アテル!? 考察
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ここまでの情報で、この過去生を考察してみますと…:
・(ちゃんと確認もせず)思い込みで人を恨んではいけない。
・何でも力で片付けようとしない。
私の過去世の場合、これ以降、フランスでの中世の騎士の過去生以外は、武力にからまないものばかりです。
フランスの騎士の過去生も暴力の虚しさを伝える内容でした。
いい加減に気づくべき時期が今なのかもしれないです(笑)
坂上田村麻呂を奉っている田村神社と対岸に居を構えたり、その地名が衣川だったり、さらに自宅の土地建物の
前の所有者は田村さんだったり(笑)
(おそらくは「田村から取ったぞ!」という事でしょうか?−笑。ギャグなら面白いのですが-爆)とここまでくれば
もし偶然じゃなかったら、かなりしつこく恨んでいたんだな(笑)と思います。
このあたりで気づいておかなければ、
次は、坂上さん辺りにご迷惑をおかけするかもしれないので…(汗)
年始に(三重県の)妻の実家に行くには、田村神社の前を通らねばなりません。
これまでは、謎の頭痛に悩まされていましたが、それがどうなるのか楽しみです(笑)
考えれば、これも狙ったものなのかもしれませんね。 |
前世療法・番外編8
アテル!? まとめ・前世の扉を開く意義
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またもや不思議な体験をしました。
現実思考のカウンセラー・セラピストに何故もここまで次々と不思議な事が起こるのでしょうか?(笑)
今年の1月2日、予定通りに妻の実家に行く時の話です。
妻の実家のあります三重県へは、鈴鹿峠を越えて行きます。
その途中にありますのが、例の坂上田村麻呂を奉った田村神社です。
これまでも、ここが田村麻呂を奉った神社である事は知ってはいましたが、
特に興味がある訳でもなく、いつも参拝せずに、ただ前を通過するだけでした。
これまで、このメルマガで書きましたとおり、ここ数年の妻の実家への滞在前後の際の、
謎の偏頭痛の原因は、私のアテルの過去生に関係している可能性がでてきましたので、
今年は思い切って参拝してみる事にしました。
小雨の中、家族三人で初めて参拝となりました。
私は、アテルに戻ったつもりで坂上田村麻呂公に、詳細を確認せずに疑った事を
謝罪する事にしました。
すると不思議な事に
呼吸が凄く楽になりました。
ここ数年では味わった事のない軽い感じです。
「胸の痞えが取れた」というのは、こんな感じなのでしょうか…。
結局は、今回も妻の実家で1泊したのですが、
もう偏頭痛は起こりませんでした。
むしろ体調が凄く良かった。
です。
ヒプノセラピーを施術していますと、幼少期や過去生に関係している部分に問題を抱えておられるクライアントがによくお会いします。
ただ、偏頭痛だけは違って、無意識(潜在意識)に鍵をかけた結果起こるものだと考えていました。
でも今回のだけは違うと思いました。
決して蓋をする目的ではなく、むしろ「早く気付きなさい」という自身への合図だったのでしょう。
アテルのような思い込みによる恨みを心の奥底に持っている限り、中間世でマスターに言われた「愛」を理解する事は出来ないと思います。
そして今回の件は、今を生きる為に必要な「気付き」だとも…。
頭痛や体調不良にしても、決して坂上田村麻呂公に何かされた訳では無いのです。
やはり、過去生は思い込みを解く為に見るものだと思いました。
(トラウマの確認も同じですね。)
答えは全て自分自身の中にあります。 |
スピリチュアルな存在との邂逅1
セントジャーメイン
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セントジャーメイン。
その存在を初めて知ったのは、私がカウンセラーとして活動を始めたばかりの頃でした。
あるクライエントのセッション中で、それは起こりました。
催眠誘導中、回廊のような場所が出てきました。
その回廊の左右には、様々な場面(人生)が見えました。
その場面は、それぞれが独立した過去生のようでした。
幾多の時空を越えた場所にそれは存在するのでしょう。
私は、そこを「時空の回廊」と呼んでいます。
その時空の回廊こそが邂逅の場所でした。
彼は、クライエントの事、宇宙の事、未来の事等、興味深い話を私にしてくださいました。
ブライアン・L・ワイス博士の著書「前世療法」に書いてあった事が、目の前で今まさにおこったのです!
何とも言えない不思議な感覚でした。
ただ、現実主義者の私はまだ半信半疑でした。
ただ、不思議な事にクライエント自身は、セッション終了後はそれまでとは全く違う印象でした。
セッションの中で時間をかけて少しずつ変わってきた事が全て、この短時間の体験の間に一気に解決したのです。
彼の事は、そのクライエントが調べてくれました。
彼の名はセントジャーメイン。
時空を超越した存在。
その紋章は、クローバー(正確にはシャムロック)で、サンジェルマン伯爵という名前で歴史の幾多の場面に登場した記述があるとかで、
タイムトラベラーとも言われるそうです。
彼がアセンデッドマスターの一人だと知ったのは、その随分と後の事です。
サンジェルマン伯爵という名前は以前に「MMR」という漫画の中に出てきたので知っていましたが、それがどう繋がるのか、その時の私は
全く理解出来ていませんでした。
それから半年ぐらい経って、また別のクライアントのセッションの時にそれは起こりました。
例の回廊に近いイメージ、左右に無数の過去生のビジョン、あの時の事が脳裏をよぎりました。
しかし、私の理性がその考えを瞬時に否定していました。
なぜなら、あの時のクライエントと今回のクライエントは全くの別人で、接点も無い筈です。
また、あの体験の詳細な内容を知っているのは、あの時のクライエントと私のみです。
私の気持ちの整理がつかないまま、それは始まりました。
クライエントの口を通して、大きなる存在のメッセージが伝わるのです。
そして次の瞬間、クライエントの発した言葉に私は驚き、鳥肌がたちました。
「この方は、先生の事知っているみたいですよ。前の話の続きをしたいそうです。」
(一体、何を言っているんだ???)
私は、正直、混乱していました。
そんな中、
「久しぶりだな。」という会話で、メッセージが始まりました。
その後の会話の内容は、半年前の別人(クライエント)の口を通した話の内容の
続きそのものでした。
仮に前のクライエントと今回のクライエントが裏でつながっていても、ここまで見事に
話を繋げる事は出来ないと思いました。
何より、前回もそうでしたが、クライエントとこの人格とは、口調や性格等全て異なります。
また、この二人のクライエントの性格や口調もそれぞれ異なりますが、ジャーメインの威厳に満ちた口調や雰囲気だけは
共通という何とも不思議な状態です。
仮にクライエントの中の別人格としましても、別の二人に全く同じ人格が現れた事になりますし、
何より人格交代でない事はセッション中、そしてセッション後にもしっかり記憶を保持出来ている点から
該当しないと思います。
以降、セラピストとしての技量が未熟だった最初の頃は、行き詰ると結構な割合で例の回廊が現れて、
その奥で彼は私がなかなか解決出来ない問題をいとも簡単に解決してみせました。
こんな事が何度も続くと幾ら私が現実主義者だといっても、彼の存在を信じない訳にはいかなくなりますよね(笑)
ジャーメインは、私に「パイプに徹せよ」と言っていました。
つまり、必要最低限の介入の際に私を通すという意味で、「余計な事を考えず直感で動きなさい」という事です。
考えてみれば、私の現在の立ち位置も計算されているように思えます。
これは、私の力や能力ではなく単なる借り物に過ぎないのだと…。
だから謙虚に毎日頑張るしかないのですね(笑)
私が、ジャーメインがフェアだと思うのは、その後、登場機会が減り、現在では全くセッション中に
出てくる事が無くなったからです。
「この世は修行の場である為、例え困難があっても、あの世の住人は学びを妨げない。(極力干渉しない。)」
まさに、これですね。
出て来ない=それなりにうまくやれている、と考え、日々、精進の心を忘れず、セッションに臨んでいます。
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前世療法・番外編9
自殺した夢
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今回のテーマは「自殺した夢」です。
カウンセラーになる前に、ヒプノセラピスト誘導CDで体験した、開拓時代のアメリカの過去世です。
(「前世療法・番外編1」に簡単に記載してあります。)
その人生の続きをふとしたきっかけで思い出したお話です。
以下本文です。
先日そういう夢を見ました。
死ぬ夢は、夢分析では、通常良い暗示だったりする事もありますが、私が見たものは少し違うようです。
それは、おそらく過去生の夢である。
最初は、自分が死んだと思いました。
ですが、姿がよく分かりません。
現在の私(鷹宰)ではないのです。
その後、自己誘導(セルフヒプノ)により見たものは女性の姿でした。
女性の過去生は私はあまりなかった筈…。
予想どおり幾多の過去生の中でも前世(今生の1つ前の過去世)へと辿り着きました。
前世の私は、ゴールドラッシュ時代の女性でした。
今の人生では誕生せず、守護してくれているソウルメイトが、その時の夫でした。
夫は外科医で、私は看護師でした。(のか分かりませんが、夫の仕事をサポートしていました。)
外科手術に立ち会った記憶も思い出しました。
この前世は、カウンセラーになる前にCDで断片的に体験しただけでしたが、今回の記憶はどうやらその後の部分のようでした。
以前に見た時の家は普通の木で出来た平屋みたいな家でしたが、その後大きな屋敷に住んだようです。
玄関を入った所が吹き抜けみたいになっていて、奥にに2階の廊下と複数の部屋の扉が見えました。
廊下には手摺があり、こげ茶色のペンキが塗られていました。
この人生は、経済的には豊かだったようです。
問題は、その後です。
物質的には満たされていましたが、広い屋敷の為、夫とは別の部屋を持つようになっていました。
子供がいたかどうかまでは分かりませんでしたが、出てこないところをみるといなかったようです。
家が大きくなり、夫の仕事も別の場所で行われているようで、私は助手を外れました。
(人を雇える経済状況だという事です。)
こうした微妙な距離感は、自分を見失わせました。
「私は何の為に生きているのか?」
毎日のように、自分に問いかけていました。
そして、その問いはやがて
「私が死んだらどうなるだろう?」
という間違った方向に変わっていきました。
そしてある日、衝動的に私は首を吊りました。
以外とあっさりとしたものでした。
(※死後、彼女は肉体から離れた後もその場で見ているという事です。)
最初に気づいたのはお手伝いさんでした。
彼女は真っ青な顔で、誰かを呼びに行きました。
そして、どんどん人が集まり大変な騒ぎとなりました。
全く予想外の展開に私はとまどいました。
多くの人のすすり泣きが聞こえ、私は自分のしでかした事の重大さにようやく気づきました。
しかしもう後の祭りです。
私は、自分が葬られるまでの間、天には昇らず全て見ていました。
そして皆に詫び続けました。
次に気づいたら中間世にいました。
この時は、指導霊は一人でした。
私は、何て言われるか不安でしたが、何を言われても仕方無いとも思っていました。
ですが、指導霊は表情一つ変えずに「これでよい」とだけ言われました。
私には、何が何だか分かりませんでした。
体験はここまでです。
後に多くの気づきがありました。
私がこの過去世でずっと考えてました問いかけは日々、クライエントの口から聞きます。
それに対して私が語る言葉にこの経験は活きていると思うのです。
心理療法所は、ここ数年で軌道にのりました。(※2007年に書いた文章です。)
前世の後半部分は、「初心忘れるべからず」という戒めでもあると思えます。
上ばかり見ず、懸命に足元を固めていくのが、人の生き方だと思います。
私は、彼女の人生の続きを生きさせてもらっているように思います。
今は、そう思うのです。
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スピリチュアルな存在との邂逅2
セラピードッグ・みつばと左近(ちゃこりん)の物語
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(準備中です。)
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